8月に台風の直撃を受けて延期したイベント、
「Talk About Book」の第1回returns を
昨日開催しました。
ゲストは、皆さんご存じBOOKOFFの
盛岡茶畑店・店長、柳哲智さん。
全国規模のチェーン店の店長さんにお話を聞ける
貴重な機会でした。
お話はもう、本当に楽しかった!
なにしろ、ここには書けない裏話がてんこ盛り!!
…というのは言い過ぎですが、日常業務のこと、
店舗ごとのありかたのこと、会社全体の運営方針のこと、
外から見えている身近なBOOKOFFの姿とはちょっと違う、
内側にいる人にしかわからない部分が
たくさん聞けたのが何より面白かったです。
「本の内容は一切問わず、きれいか汚いか、
新しいか古いかで値段を決めよう」という考えで
始めたということを、BOOKOFF創業者の方が
おっしゃっていたのは有名なので、
ご存じの方も多いかも知れません。
BOOKOFF以前からある古書店・古本屋は、
店主個人の知識・見識・美意識によって仕入を行い、
その専門性や特殊性が売りです。
それはそれでとても楽しいものでもあるのですが、
一方でふだん馴染みのない方には大変敷居が高い。
その敷居の高さをできるだけ下げて、
わりと新しい本でもリサイクル的に循環させる仕組みが
BOOKOFFに代表される「新古書店」と呼ばれる業態。
店舗周辺のお客さんから買い取った古書を、
基本的にはその店舗で販売するやりかたなので、
古書店の持つ先述の見識や美意識というような
「意図」が薄まります。
そのこと自体を批判する意見も根強いのですが、
意図が薄いからこそ幅広い層の方が顧客になりうる、
そのために日々続けている努力も、外からはなかなか
見えないのでとても貴重なお話を伺った、と感じました。
BOOKOFFの社訓・社是の話、大変な時事的な話、
日常業務における難しさと楽しさのこと、
会社が推進する社外での取り組みの話、などなど…
身近な存在でも仕事の内容の話はやっぱりとても
面白い、興味深い!
ご質問、というかご意見コーナーも、身近なお店だけに
あるある話がたくさん出てきてかなり盛り上がりました。
本来なら同業他社で仕事の話をする、ということも
なかなかハードルが高いはずですが、
快く引き受けてくださった柳さんに大感謝です!
そしてお越しくださった皆様、
本当にありがとうございました!