針金魚の世界展に併せて、野ばら社フェアも開催!
昭和4年(1929年)に創業されたということは
まもなく100周年(!)になろうという老舗出版社、
野ばら社さん。
書肆みず盛りも間借り本屋の頃から
とてもお世話になっています。
童謡・唱歌・歌謡曲の本は歌詞と楽譜そろって
何百曲も収録されていたり、
書道の本はお手本もものすごいバリエーションだったり、
昔の本は本当にすごいことしてたんだな、と
教えてくれるような書籍を出版し続ける野ばら社さん。
なかでも図画図案ジャンルの本は本当に素晴らしい。
いまではネット上に無料のイラストが選びきれないほど
あふれかえっているけれど、玉石混淆で多すぎる選択肢は
披露を誘うだけで、結局はどこかで見たような絵を使い
どこかで見たような紙面、画面が量産されています。
私が子供の頃は、年賀状もそれこそ図画図案の本を手本に
自分の手で干支を描き、たとえ同じ手本を使っていても
描く人によってまるっきり違うものに見えたりして、
それが味を出していたものです。
そういう、手描きで真似したくなる略画、図案が
本当に山ほど載っている本が、今回のフェアでは
たくさん並びます。
見ていると描きたくなり、アレンジしたくなり、
想像力が刺激されて楽しくなる本ばかり。
壁に泳ぐ針金魚とともに、思いっきり脳に刺激を
与えてみませんか!?