月刊だった前身の「グラフ青森」が
「青森の暮らし」に変わり誌面もあらたに
季刊として刊行されているが、
「あおもりのき」と同様にこちらも歴史が長い。
創刊48年目だそうである。私より年上。
![](https://shoshimizumori.catalyze-design.com/wp-content/uploads/2023/11/246aomorinokurasi440.jpg)
長きにわたって地元に根ざして情報誌を作る、
ということの大変さは、私も「家と人。」に
少しかかわりがあって想像もつくので
溜息の出るような思いがする。
「青森の暮らし」はなにしろ写真が素敵だと思う。
建築好きな方が撮っているのか、建物の写真も良い。
毎号寄稿している著者の中に、当店にたまに
お越しくださる方がいらっしゃる。
その方の記事は毎号、雑誌のテーマに合わせて
昔の青森のことを書くのだが、よくまあここまで、
というぐらい見事にテーマに添って、歴史を掘り下げている。
これまでのその記事だけを一冊にしたら、
十分に民俗史の本になると思うぐらいである。
特集テーマもまた興味が惹かれるものが多い。
最新号は「宿と旅」だが、単純な旅行グルメ情報
ではなく、それぞれの宿の良いところを掘り下げて
泊まりに行ってみたくさせる。
斉川の調度品など、非常に気になる。
![](https://shoshimizumori.catalyze-design.com/wp-content/uploads/2023/11/247aomorinokurasi439.jpg)
その前号は「焼きそば」。
表紙を見ていると腹が減るので、
夕方あたりに読むのは危険である。
B級グルメのコンテストか何かで
焼きそば類が何度も賞を取っている、
というのは聞いたことがあるが、
年に何度か食べたい欲求のビッグウェーブが来るので
気持ちはわかる。
青森県全体にこんなに、それぞれ特徴的な
焼きそばがあるとは、と驚くが、
岩手も調べてみればいろいろあるのかもしれない。