『知りたい世界』第20回終了しました!

キリ番の第20回ゲストはBIG-RE-MAN!!

シャウターのTEN-Dさんには何度か、
トークイベントにお招きしてはいたものの、
メンバー皆さんにお越し頂けるとはビックリマン!

…ということでBIG-RE-MANの皆さんのお話を伺いました。

2時間通して感じたのは、とにかくメンバーの
仲が良い!!
終始笑顔だし、メンバーも初耳の話も飛び出したのですが
それぞれの話を互いにすごくよく聞いていて、
雰囲気の良いチームだなあと思いました。

“曲作り”というとメロディーの作曲があって、
作詞があって、楽器の構想があって編曲して、
それが合わさってレコーディングして一曲完成、
というこちらの思い込みがあったんですが、
HIP-HOPではちょっと違う作り方だそう。

歴史的に見ても、機材とか楽器とかが
充実していないストリートでの自然発生的な音楽、
というかリズムを刻む個人の衝動のようなものから
始まったのがHIP-HOP。

楽器を持っていたり、そのテクニックを高めたり、
そういうことが曲作りの前提とされないのだそうです。
誤解を恐れずに言えば、誰でも出来る、作れる。

リズムに合わせて巧くリリック(歌詞)を
フロウ(ラッパーそれぞれの歌い方、歌いまわし)できれば
それがHIP-HOPの曲になる、と。

誰でも作れるとはいえ、先行する曲や人に対する
敬意を忘れていたり、背景を何も知らないで
ふざけていれば怒られ嫌われる、というシビアな面も
きちんとあるらしく、BIG-RE-MANの皆さんも
若い頃はそういう洗礼を浴びてきたとか。

それでも面白いライブを目指してはっちゃけていた
結成間もないBIG-RE-MANのステージの後に先輩が、
「おもしろいだけなら誰でもできるから、おもしろいけど
カッコ良くなきゃダサいぞ」と言われて、
そのことはずっと覚えているそうです。

東京でのライブに向かうため、MCカタスカシさんは途中で出発!

こういうあたり、歴史的なことまで皆さんがとても深く
知っていて、「勉強しました!」という感じではなく
好きだから知っていく、という雰囲気で、
自分たちなりのカッコ良さを目指しているあたりが
独特で面白かった!

HIP-HOPってなんなの、という大味な質問では
答えづらい、複雑なHIP-HOPの世界を
彼らなりの言葉で真面目に話してくれたのが印象的でした。

真面目なばかりではなく、彼らの持ち味の
“はっちゃけたおもしろさ”も、MVで紹介してくれたり
逸話を聞かせてくれたり、「知りたい世界」らしく
全然知らなかったことをたくさん教えてもらいました!

仲の良さは最初から全然変わらないというBIG-RE-MAN、
結成50周年を目指して頑張ってほしいです!

お越しくださった皆様、BIG-RE-MANの皆さん、
本当にありがとうございました!!

カメラを向けるとイイ表情、サービス精神満点!!