リットーミュージック
ギター・マガジン 編
2017年10月26日第一版一刷発行 A5判・224頁 本体1,800円+税
タイトルからパッと思い出す映画は
ブルース・ブラザーズだったが、
最初のページはバック・トゥ・ザ・フューチャーだった。
確かにマーティはギタリスト志望だった、そういえば。
映画は、映像と物語と音楽の総合芸術だから、
音楽と切っても切れないものであるのは当たり前だが、
あまり繋がりを意識しないで観ている。
作品だけでなく、俳優自身がギターや音楽活動を
並行しているケースはけっこう多い。
有名なところでケヴィン・ベーコン、ラッセル・クロウ、
ジェフ・ブリッジス、ジャック・ブラック、
ジョニー・デップとか、枚挙にいとまがない。
そういう人たちが映画でも音楽面の才能を披露してくれるのを
観るのはとても楽しい。
が、この本の楽しいところはもっと意外な人も
音楽と深くつながっていることを知れることだ。
ご存じの方も多いのかも知れないが、
スティーブン・セガールがギターが上手であることを
私はぜんぜん知らなかった。
特技は武術だけではなかったのである。
個人的なことを言うと、
グウィネス・パルトロウが昔から大好きだ。
配偶者がコールドプレイのクリス・マーティンだったのは
有名でもあるが、彼女自身もアカデミー賞歌曲賞に
ノミネートされたことがあることはあまり知られていない。
彼女が出ている映画なら駄作でも好きなのだが、
カントリー・ストロングが本書に載っていたのは嬉しかった。
こんな感じで、好きであることだけを大事に出来る
嬉しい本なのである。
これを片手に、レンタルビデオやさんに行きたくなる。