まだまだ知らない 夢の本屋ガイド

朝日出版社
2016年11月2日第一刷発行 四六判変型・280頁 本体1,600円+税

タイトルに”本屋ガイド”とあるので、
最初は、個性的な本屋さんの紹介本なのかと思っていた。
しかし、本書を開いて驚いた。
個性的どころか、かなり尖った本屋ばかりだった。

転がり込んだ居候が、勝手にその家で始めた本屋。
沖縄の離島で、90歳のおばあがやっている本屋。
メガ書店のなかに存在する、従業員すら知らない秘密の本屋。

“夢の本屋”のイメージを超えていた。
もはや作り話では…とさえ思えるものもあるが
だからこそ、とても夢を感じてわくわくした。

…と、ここまで書いて、最後の一文を見てしまった。

いや、しかし、実在すると信じていたい気持ちでいる。
もはや実現可能なのかも…とさえ思えてくるし、
そのうち、本当にこんな本屋さんが現れるかもしれない。
そう思うと、わくわくする。

こんな本屋があるんだ、と疑うことなく
途中まで読ませてくれた執筆者の書店員の方々、
アリガトウゴザイマス!
タノシカッタ。